卒業式が終わり、一週間が過ぎました。
春休みも半分近く終わってしまいましたが、子どもたちはどのように過ごしているでしょうか。
「先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座」の風路でございます。
「忘れないように、少しは勉強しなくっちゃ。」と思いながら、なんだかのーんびり過ごしてしまった!という子も、正直なところけっこういるかもしれませんね。
まだ1週間と少し、休みは残っていますから、そろそろがんばってみましょうか。
ところで、皆さんは、映画はお好きですか?
洋画についてはいかがでしょうか?
「風と共に去りぬ」、「ローマの休日」、「カサブランカ」・・・、名作映画といわれるものもたくさんあって、観ている方もたくさんいらっしゃると思います。
そしてこんなことを思われた方も多いはず。
「ああ、字幕なしにこの映画が観られたら、どんなにいいだろう!」
実は、私の教え子で「スタイリスト」なんていう名刺を使うお仕事の美容師君がいるのですが、彼の奥さんは、結婚前に英語学校に勤めていました。
彼がその学校に行くようになったのは、「字幕なしで外国の映画が観たい!」という動機から。
で、これがなかなか難しいんですよね。
台詞の英文を文字でおこしてみれば、「なあんだ。中学校の英語だ!」というほど簡単なのに、何を言っているのかさっぱりわからない。
そう感じている方もたくさんいらっしゃるのでは?
でも、あれがアメリカでの日常会話なんですね。
私の、中学校、高校のほうの教員免許の1つは英語なんですが、難しい英語の講義を受けていたにもかかわらず、学生の頃は、まだ「ある訓練」をいていなかったので、やはりスムーズに聞き取れず、もどかしい思いをしておりました。
今は、映画英語を理解するための(アメリカ人の日常英語を理解するための)勉強(ある訓練)を致しましたので、かなりのところまでOKです。
日常にはあまり使われないような単語が出てきたりすると、字幕を見て確認するようにしています。
トム・クルーズの「ザ ファーム(法律事務所)」のような専門用語がいろいろ登場するようなものなどはそれですね。
もしご希望がございましたら、こんど「映画英語を聞き取るためのコツ」などの講座もはじめてみようかな、と考えています。
さて、かなり前になりますが、この映画が日本でも上映されるとわかったときに、ぜひ観たいと思ったのが、「大統領の執事の涙」(「THE BUTLER」)。
近くでは上映していなかったので、ちょっと用があって上京したついでに観てきました。
渋谷のBunkamuraにある「ル シネマ」で。
アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン。
7人の大統領に仕えた黒人執事のセシル。
キューバ危機、ケネディー暗殺(「彼らが何をしたか世界中に見せてやるわ!」と、夫の返り血を浴びて赤く染まったシャネルスーツを脱ごうとしなかったジャクリーヌ夫人の有名なシーンも取り込まれていて、真に迫るものがあります。ここに登場する幼い長女のキャロラインは、2013年11月より、駐日大使。)ベトナム戦争・・・。
歴史が動く瞬間を最前線で見続けることになったセシル。
黒人差別が行われていた時代のアメリカ南部。
彼の子ども時代は、そこにスタートし、オバマ大統領に至るまでのアメリカ黒人の歴史もまた描かれていくんですね。
いかがですか、皆様もごらんになりませんか?
「目に涙あふれた・・・。」 第44代アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマ
参 考