修了式、卒業式から1週間と少し。また、新しい年度がスタート致しました。
公立の学校ですと、人事異動がありますので、この日に新しい先生が着任し、学校の雰囲気がリニューアル致します。
「先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座」の風路でございます。
子どもたちも、この日から新しい学年です。
6年生などは、卒業式が終わり、中学校の入学式まで、どこにも所属しないようなイメージがありますが、そんなことはありませんよ。
3月31日までは小学生。そして、4月1日からは中学生になります。
実際にあったことなのですが、春休み中に、自転車に乗っていて車と接触。事故に巻き込まれた卒業生がいました。
4月1日以降でしたので、いろいろな対応に当たったのは、中学校のほうでした。
まだそのお子さんの顔も知らないとしても、担任予定の先生が対応するんですね。
さて、お話が変わりますが、なぜ、4月1日生まれの人は、学年が1つ上なんでしょう?
新年度は、4月1日からなのに。
出席番号が誕生日順の場合、3月31日生まれの人が最も遅い番号になるのではなく、4月1日生まれの人が、その学年の最後の番号になります。もしいましたら。
このことに疑問を持った方はいませんか?
このことについては、以前一度お伝えしたことがあるのですが、読んでいない方もいらっしゃると思いますので、もう一度お話し致しますね。
これには、「学校教育法」と「年齢計算に関する法律」が関わってくるんですね。
「学校教育法」では、保護者は、
「満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年のはじめから、満12歳に達した日の属する学年の終わりまで」
小学校に就学させる義務を負うということになっています。
ここでいう「学年のはじめ」というのは、4月1日、「学年の終わり」というのは、3月31日を指すんですね。
では、「満6歳」になるのはいつなんでしょう?
「年齢計算に関する法律」によれば、「誕生日の前日」、つまり、4月1日が誕生日の場合、6回目の誕生日の前日、3月31日に満6歳になるわけです。
4月2日生まれなら、4月1日に満6歳になりますね。
誕生日の前日に歳をとっているというのは、ちょっと驚きですよね。
そんなわけで、4月1日生まれの人は、「その学年」の一番最初ではなく、一つ上の学年の一番最後の出席番号を持つようになるわけです。
参 考