ゴールデンウィークも終わり、緑のきれいな過ごしやすい季節になってきましたね。
「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
さて、連休明けの子どもたちは、いろいろな表情で登校。
野球や剣道、バレーといったスポーツの試合が続き、ちょっとお疲れモードのチームのそばで、パパと釣り三昧、どんな様子だったか話したくてうずうずしている子など、様々です。
少しは勉強もしてもらわないといけませんので、無理のない程度の課題は出しておいたのですが、中には全くといっていいほどやった形跡のない子も。
連休中、ずっと遠くに出かけていたといった、やりにくい状態だったならやむを得ないのですが、どうもそうではないようで・・・。
このところ、生活の中で意図的に故事成語や四字熟語を取り入れるようにしているのですが、彼らがよく使いよく知っているのは、「臨機応変」。
勉強をサボって漢字の豆テストなどが思わしくない点数の時につぶやくのは、「あ~あ、自業自得かぁ」。
「お母さんには、『やったよ~。』なんて言っておきながら、4日間たーっぷり遊んでしまった。という皆さん。言語道断!」
「言語道断?」
「はい辞書引いて、辞書引いて!」
「できれば使いたくない四字熟語だね。『自業自得』とか『言語道断』なんて。
ところで、五月五日の子どもの日にちなんだ故事成語1つ覚えてみようか。」
ということで、「登竜門」について、話してみました。
男子の出世を祈る気持ちの表れが鯉のぼりですね。
中国の黄河には様々な魚が上ってきますが、中流にある竜門では滝を登り切った鯉が龍になるという故事があって、ここから、栄達の糸口となる関門を「登竜門」と言うんですね。
「鯉の滝登り」として、鯉は立身出世のシンボルとされました。
将来、何かの「登竜門」に挑戦して、「龍」になってくれるといいんですが。「言語道断」の彼らも。
余談ですが、「端午の節句」は別名「菖蒲の節句」とも言われます。
菖蒲は、薫り高く、その香りが邪気を祓い、疫病を防ぐと考えられてきました。
これも中国の話になりますが、王様が毒蛇に咬まれた際に、菖蒲を裂いて酒に入れ飲んだところ、無事にその毒を回避できたという故事から来ているようです。
参 考