毎週のように、週末になると大型の台風が日本列島にたいへんな影響を及ぼす10月になりそうですね。
この月曜日は、台風18号接近で、周辺の学校が臨時休校になりました。
職員室から外を眺めている時よりも、体育館に一歩入ると、かなりの臨場感でした。
「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
さて、6年生の算数では、「速さ」・「道のり」・「時間」の関係を学習します。
速さ=道のり÷時間
ということが分かると
「新幹線のはやては、3時間に630km走り、のぞみは、2時間に480km走る。どちらが速いか?」
といった問題が解けるようになり、生活の中で算数を使うことについて、実感できますね。
さらに、こんな問題も。
「台風が時速25kmで進んでいる。この台風が、沖縄県の石垣島から那覇市までの400km進むのにかかる時間を求めよう。」
こうなってくると、なんだかもう生活に密着です。
で、これなんかは、どうでしょう。
「健一君は、学校までの1200mの道のりを、分速60mで、徒歩で登校します。
月曜日の朝、健一君が家を出たあと、健一君が運動着を忘れていることに気づいたお母さんは、6分後に、自転車で、健一君を追いかけました。
自転車の時速は9kmです。
お母さんは、健一君が学校に着く前に、追いつくことができるでしょうか。」
kmをmに直したり、時速を分速に直したりしながら、1分ごとに二人の道のりの差が何メートルずつ縮まっているかを考えると、何分後に、家から何mのところで追いつくか、算出することができますね。
それにしても、台風が接近するのにかかる時間を算出するようなことがおこるのは、いやですねえ。
参 考