ほとんどの小学校で入学式が行われたのが7日、月曜日。
新入生の子どもたちは、「楽しいけれど、疲れた」1週間だったことと思います。
環境も変わって、緊張もしたでしょうし。
「先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座」の風路でございます。
さて、学習の基本活動は、「読む・書く・聞く・話す」の4つです。
この中で、小学校に入って真っ先に必要となるのは、「先生の話を聞く力」です。
聞く力がないと、先生の指示したことが理解できず、違和感のある存在にもなりかねません。
困ったことに、4つの基本活動のうち、「聞く」だけが外から見て、できているかどうかわからないのでやっかいです。
きちんと「聞き取っている」のか「音として聞こえているだけなのか」は異なります。
ちゃんと聞き取っているのかどうか、外から見て、先生や親御さんは判断できません。
「聞く力」のない子の場合、一見普通に聞いているように見えても、わかっていなかったりします。
話していることは、音として聞こえているので、理解したつもりになっていることも多いようです。
きちんと聞く能力は、鍛えることが可能です。
練習は、簡単。
聞き取った内容を、簡単なメモに残す練習をすると効果的です。
このメモを、あとで見返すことが目的ではなく、手を動かしながら聞くことによって、脳がしっかりと活動するようにするわけですね。
私も、(あとで見ることが目的のメモでもありますが)聞く力を高めるために、ときどきやっていることがあります。
連絡帳に書く今日の宿題や明日の準備物の説明をするとき、通常は、板書しながら伝えるのですが、
「よく聞いて、メモを取ってね。」
と、スイッチを入れ、聞くだけでメモを取らせるんですね。
話をしっかり聞き取ろうと、脳が活動しています。
参 考
「読む」の参考には、こんな話もありますよ。