ハッピーマンデーが取り入れられても、成人の日が1月15日でなかったり、敬老の日が動き回ったりすることに、いまだに何となく違和感を感じることがあります。
今年は3連休のご家庭も多いかもしれませんね。この13・14・15日は。
「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
この連休に、東京のちょっと先まで急用ができ、新幹線を乗り継いで移動したのですが、世の中スピード時代。
「汽笛一声新橋を・・・」の鉄道唱歌が作られた明治時代、さらにさかのぼって江戸時代、こんな乗り物ができるとは想像もできなかったでしょうね。
東海道は五十三次、てくてくと歩いて移動し、各藩のお殿様は、かごに揺られて参勤交代。
6年生の社会科は、まさにそのあたりの学習が佳境に入っています。
5年生の社会科では、地理的な内容を学習し、日本の工業地帯などについても学習するのですが、このときに、円グラフや帯グラフを読み取るような、算数的な力も必要になってきます。
6年生になりますと、日本史の学習に入り、人名・地名・文化・出来事、ルビが振ってあるとは言え、なるべく漢字で覚えた方がいい言葉が次々と登場。
国語的要素も強まってくるんですね。
丸暗記ではなく、歴史の転換点をとらえながら、学習を進めることが大事なんですが、時には脇道にそれたエピソードも交えながら、子どもたちが飽きてしまわないようにすることも必要です。
そういうところの方が、長く記憶に残っていたりしますよね。
武家諸法度やら参勤交代、歌川広重に杉田玄白。etc.etc.
今年度の場合、参勤交代とはいかなるものか?については、「超高速参勤交代」というあの映画が、幸か不幸かお助けツールに。
私は、映画化されることなど分からなかったころ、書店にこのタイトルの小説が並んでいるのを見て、そのタイトルに、「これはなんぞや?」と手を伸ばしたのですが、子どもたちは映画(の宣伝も含む)。
参勤交代がなんたるかが、デフォルメが効いた話できわめてわかりやすかったようですね。
実際に、百万石の加賀藩などは、参勤交代の人数が3000人とも言われ、それにかかった費用は、現代のお金になおして、なんと5億円とか!
こういう話は、よく覚えるんですよね。
そうそう、島原の乱。
社会科資料集の方に詳しく載っていましたが、子どもたちが自分たちで調べ学習をし、工夫したノートを見たら、ここの部分に、
「天草四郎・・・イケメン!」
と、ピンクの文字で書かれていました。
参 考