「2月は逃げる。」なんて申しますが、2週間にわたって大雪に悩まされているうちに、残すところあと1週間で3月に入ってしまいます。
さすがに速いですね、3学期は。
あっという間に終わりそうです。
「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
あっという間と言えば、先日開幕したソチでの冬季オリンピック。
羽生結弦選手の金メダルに沸き、葛西紀明選手の銀メダルに感動し、浅田真央選手のフリーの演技に涙し、数々のドラマを見せてくれながら、終盤戦に入っています。
さて、オリンピックと切っても切れないのが、それぞれの国の国旗。
羽生選手も日の丸の国旗を背負い会場をウイニングランしましたね。
小学校の指導要領が変わってから、5年生の社会科で、世界の主な大陸と海洋、近隣諸国を含めた主な国の名称と位置、我が国の位置と領土なども取り扱うようになりました。
その際、我が国や諸外国に国旗があることを理解し、それを尊重する態度を育てるように配慮するようになっています。
オリンピックって、こういったことを学習するのに、ほんとうに良い機会だと思うんですね。
国旗には、自然や宗教、思想などが反映されていますが、国旗の色について調べていくと、いろいろなことがわかってきます。
国旗に一番多く使われている色って、何色だと思いますか?
どうやら、赤系の色のようです。
同じ赤でも表現されているものはまちまちで、勇気、情熱、太陽、血、など。
地域ごとに、国旗の色の傾向を見てみると、「なーるほど!」と納得することが多いですよ。
アジアは、約80パーセントの国が赤を使っているようです。
共産主義や社会主義の象徴で、革命・自由などを表現していると言います。
オセアニアは、青系が多く、周囲を海に囲まれている国が多いことに由来していますね。
アフリカは、なんと言っても緑でしょう。
豊かな自然と、勇気・希望の象徴とのこと。
ヨーロッパは、赤が最も多いようで、勇気や情熱を表し、黒や緑は、かなり少ないようです。
北米・中南米は、いろいろな色がバランスよく使われています。
代表的な色である赤、青、白。
赤は、勇気・団結。青は、自由・自然、。そして白は、平和・正義などを表現しています。
最後に、現在、オリンピックが開催されているロシア・NIS。ここは、キリスト教を象徴する赤と、イスラム教の緑が多く使われていますね。農業の発展もめざし、農産物の色を使う国も多いそうです。
こんなこともちょっと思い出しながら、残りの競技や閉会式を観ると、もっとオリンピックを楽しめるかもしれませんよ。
色に関わるいろいろなお話
<「けっして見てはいけない」もとい「けっして使ってはいけない色」>
さらに参考に