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<次はPM2.5か。いろいろあるなあ。>

3月です。

2月の中旬に2週連続の大雪に見舞われ、右往左往しているうちに、あっという間に「2月は逃げて」しまったようです。

 

受験生をお持ちのご家庭は、2月~3月が勝負時。もう一がんばりですね。
「先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座」の風路でございます。

太陽の力というものは偉大なもので、あんなに苦労して掘って積み重ねていた雪や、凍り付いてつるはしででもなかったら壊れもしないような道路面の雪が、水に姿を変えてかなりの量流れていました。

 

さらに全体の気温も上がってきて、凍り付いた雪解けが進んでいます。

 

下校時や休み時間、傾斜した屋根の下を歩かないように注意させていますが、時々大きな音を立てて、屋根の雪が大量に滑り落ちていました。

ところが、一難去って、また一難。

 

ようやく今度の雪のことが落ち着いてきた矢先、教育委員会から注意喚起のファックスが入りました。
例のPM2.5関連のことです。

 

空気中の濃度が基準値を超えそうなので、外で遊ばないように。外に出るときはマスクをつけるように。なるべく換気は控えるように。etc.etc.
ああ、今度はそうきましたか。

 

あの放射性物質がまき散らされたときと同じような注意事項です。
そういえば、学校から見える雪をかぶった山々が、何となくぼんやりともやがかかったような感じです。
そもそもPM2.5って、なんなのでしょうか?

5~6年生になると、ニュースなどで見聞きしてはいるものの、目に見えないものですから、その正体がもう一つよくわからず、それほどの驚異は感じていなかった。と言うのが正直なところでしょう。

 

 同じ目に見えない恐ろしいものでも、放射性物質、放射線については、授業にしっかりと組み込まれ、あの原子力発電所の事故以来、子どもたちは身にしみて理解しています。
毎日、給食用の食材や調理した物の放射性物質の濃度を測る専門の職員と機械が配置され、安全な物のみを給食として、子どもたちには提供しています。

 

つい先日も、「緊急時カレー」というメニューの日があり、子どもたちは「先生、今日のメニューは、いったい何なんですか?」と、初めての献立名に疑問がいっぱいだったようですが、要するに、セルフでかけるレトルトカレーでした。

 

もし、予定されているメニューが、放射性物質の残留が多くて提供不可能になった場合に、緊急に振り替えるメニューで、それを試みに食べてみたわけです。

こうやって身近にあるものとは違い、少し離れた中国あたりで起きている空気の悪い現象、ぐらいにしかとらえていなかったPM2.5。
子どもたちには、まずはそれが何なのかから話しました。

 

昔、日本の国内で起こっていた似たような現象に、光化学スモッグというものがありました。

 

これは、工場や車の排気に含まれる窒素酸化物NOxと炭化水素(揮発性有機化合物:VOC)が紫外線で化学変化して光化学オキシダントという物質が合成されて起きるものです。

 

強力な酸化物なので粘膜に付着すると酸で痛みと炎症が起きる他、農作物にも影響します。

 

現在は排ガスが厳しく規制されていますから、国内が起源の光化学スモッグは大幅に減りました。

 

 

それに対しPM2.5は石炭・石油を使う工場やディーゼル車や古い自動車の排気に含まれる硫化物にすすなどの炭素微粒子などが付着した2.5ミクロン以下の微細汚染粒子です。

 

身近なところでは、たばこの煙などもこれに入ると言われています。

 

大量に発生すると大気が白く濁って見えるのは光化学スモッグと同じですがこちらは刺激性の微小粒子が肺の奥深くや 乾燥した皮膚の内部に入り刺激する事でアレルギー性の呼吸不全や皮膚炎を起こします

 

さらにこの微細粒子は発がん性もあるため 肺がんなどの原因にもなるとも言われています。

 

これが、現在は、中国あたりから海を越え、多量にやってくるわけですね。

 

※ PM:Particle Matter(粒子状物質)を意味します。PM2.5は大きさ2.5マイクロメートル以下の浮遊状粒子です。

 

ちなみに、1マイクロメートルは、1ミリメートルの1,000分の1。

2.5マイクロメートルは、髪の毛の直径の30~40分の1の大きさと言われています。
インフルエンザが流行するようなこの時期、「寒くても、休み時間には窓を開けて空気の入れ換えをしましょう!」なんて、言えなくなりました。

 

それどころか、ここ2~3日は、窓を閉め切ったままお掃除をしています。

 

いやはや。

どんなことが起きても「ただでは起きたくない。」方は、これを。

 

 <東日本大震災・原発事故 転んでもただでは起きないぞ! 学習講座⑧>